卒業生の方
イベントのご案内
学内トークセッション「工学部一年生が見た阪神・淡路大震災」
まもなく発生から30年になる阪神・淡路大震災。
神戸大学ニュースネット委員会は、発災時に工学部建設学科1年生だった神戸大都市安全研究センター教授の近藤民代さんを迎え、トークセッション「工学部一年生が見た阪神・淡路大震災」を行います。
神戸大都市安全研究センター教授の近藤民代さんは、当時、工学部建設学科の1年生でした。
家屋やビルが倒れ、鉄道や道路が寸断された神戸の街を見てどんな思いだったのか。
そして、大学院に進んで遺族への「聞き語り調査」に参加して、何を感じたのか。
トークセッションでは、近藤さんの眼差しを通して阪神・淡路大震災を追体験します。
そして、「あらゆる学問が災害時に何らかの貢献ができる」という近藤さんのメッセージを受けて、
私たち学生はどのように災害列島日本と向き合えばよいのかを、会場の学生と一緒に考えます。
聞き手は、神戸からの第一報を担当した元NHKアナウンサーの住田功一さん(経営・1983年卒)。
メディアの取材者の視点と、防災の研究者の視点も聞きどころです。
会場には、様々な学部の学生たちを迎える予定です(参加自由)。
この模様はラジオの公開収録が行われる予定です。
《トークセッション 「工学部一年生が見た阪神・淡路大震災」》
・日時=2024年12月11日(水)17時から19時
・場所=神戸大工学部 C2棟-201教室
・登壇者=
▽スピーカー:
神戸大都市安全研究センター教授 近藤民代さん
▽ききて:
住田功一さん(元NHKアナウンサー)
・主催=神戸大学ニュースネット委員会
・協力=神戸大学校友会
KTC神戸大学工学振興会(工学部同窓会)
学内講演会(2025年1月15日)のご案内:「ネオジム磁石の発明~そのとき私は初心者だった~」
世界最強のネオジム磁石を発明されました、佐川眞人博士に2025年1月15日学内にて、ご講演をいただきます。博士は、2012年日本国際賞を受賞され、2022年にはエリザベス女王工学賞、2024年には欧州発明家賞を受賞されました。現在も、真摯に研究に取り組んでおられます。佐川博士に研究・発明・開発の楽しさ、ものづくりへの取り組み、視点、など、学生各位、教員各位、卒業生各位にご講演頂きます。
博士の発明された、ネオジム磁石を用いたモーターは小型軽量で高い効率を得られることから、携帯電話、ハードディスク、エアコン、冷蔵庫、洗濯機、掃除機、エレーベータ、工作機械などに広く使用され、省エネルギーに大きく貢献しています。また、地球温暖化対策としての風力発電機の高効率発電機やハイブリッド自動車や電気自動車のモーター/発電機の全てに使用されるなど、省エネルギー、CO²排出量削減への貢献がますます増大しています。
〇日 時:2025年1月15日(水) 17:00~18:00
〇場 所:工学研究科内C3-302講義室 ハイブリッド開催
※オンライン参加の方は事前申込をお願いします。
〇講 師:大同特殊鋼(株)顧問 神戸大学高等学術研究員特別栄誉教授 佐川眞人博士(E⑭)
〇演 題:『ネオジム磁石の発明~そのとき私は初心者だった~』
〇講師プロフィール
学歴:1968年神戸大学工学研究科(電気工学)修了
1972年東北大学大学院工学研究科博士課程後期課程修了
職歴:1972年富士通(株)入社、住友特殊金属(株)、を経て。
NDFEB(株)設立、大同特殊鋼(株)顧問
講演概要
私は大学院修士(神戸大)と博士(東北大)で固体清浄表面上での結晶成長の研究をした。会社に入って磁性材料を開発する研究チームに配属され、入社5年目にSmCo磁石の研究テーマを与えられた。SmCo磁石の研究をしながら、希土類(R)磁石はRFe磁石であるべきだと思い、5年後にNdFeB焼結磁石を発明した。誰も指導者はいなかった。私は初心者であった。NdFeB焼結磁石は1982年に出現してからずっと世界最強磁石である。何で初心者の私がこんなに大きな研究成果を上げることができたのか?初心者であったからチャレンジできたのだと思っている。皆様、大学院でしっかり基礎力をつけ、社会に出たら、人類のニーズを満たす研究テーマにチャレンジしてください。 |
※オンラインでご参加の方はZoomURLをお送りしますので、下記フォームよりお申し込み下さい。